【マザーボード】は3つのポイントを見て選ぼう!
性能面
エンジニアが自作PCを組み立てる際、マザーボードの選択は非常に重要な意味を持ちます。CPUやメモリなどのPCパーツを搭載できることが大前提であり、ここをクリアしていなければ組み立て自体ができません。特に、将来的な拡張性も考慮する必要があります。 具体的な内容として、マザーボードが対応するCPUソケットの規格、搭載できるメモリの規格(DDR5など)とスロット数、そしてM.2やSATAなどのストレージ接続インターフェースの確認が不可欠です。これらの規格やスロット数が不足していると、せっかく選んだ高性能なPCパーツをすべて搭載できない、あるいは性能を十分に引き出せないといった不具合が生じます。また、フォームファクタ(ATX、MicroATXなど)がPCケースと合致しているかも確認しましょう。これらの要素を慎重に選ぶことが、安定した自作PCの実現に欠かせないポイントですよ。
基板サイズ
自作PCの組み立てにおいて、マザーボードの基板サイズの確認は、PCケースへの収納と拡張性を決めるうえで重要です。エンジニアが最適な環境を構築するためにも、適切なサイズを選びましょう。 マザーボードのサイズにはフォームファクタと呼ばれる規格があり、主にATX、microATX、Mini-ITXの3種類で大きな差が生じます。基板サイズが大きいほど、一般的にメモリスロットやPCI Expressスロットなどの拡張性も高くなります。 それぞれのサイズは、ATXが305×244mm、microATXが244×244mm、そして最も小型なMini-ITXが170×170mmです。将来的なグラフィックボードの増設やストレージ、拡張カードの追加といった増設の可能性を考慮し、拡張性の高さも踏まえてマザーボードを選ぶと良いでしょう。
用途
自作PCの組み立てにおいて、マザーボードの選択はPCの性能や拡張性を左右します。特にエンジニアは、将来的なニーズを見据えてPCの用途を明確にすると、マザーボードを選びやすくなります。用途に応じて、マザーボードのサイズ規格であるフォームファクタを選ぶことで、適切なパーツ構成と拡張性を確保できます。 フォームファクタの選定基準は、高い処理能力と拡張性が必要なゲームや動画編集を主な用途とする場合であれば、ATXサイズが推奨されます。ATXはスロット数が豊富で、複数のグラフィックボードやストレージを搭載しやすく、ハイエンドな構成に適しています。 一方、オフィス作業や一般的な利用を目的とする場合は、MicroATXやMini-ITXがおすすめです。MicroATXは省スペース性と拡張性のバランスが取れており、Mini-ITXは非常にコンパクトなPCを組むのに最適ですよ。用途に合わせた適切なフォームファクタを選ぶことで、無駄のない構成を実現できます。


