エンジニアの自作PCに必要な「工具」

【工具】はこれを選ぼう!

【工具】はこれを選ぼう!

ドライバーは必須

自作PCに必要な工具について語る際、特に欠かせないのがプラスドライバーと精密ドライバーです。これらのドライバーは、PCを組み立てる際に使用するビスを締めたり緩めたりするために必須の道具です。これらのドライバーにはさまざまな長さが存在し、その選択により作業の効率が大きく変わることを知っておくと便利ですよ。
標準的な長さのプラスドライバーは、ほとんどの基本的な作業に対応できます。マザーボードの取り付けや、ケースの側面パネルのビスを締めるといった、比較的アクセスしやすい場所での作業にはこれが最適です。一方、奥まった部分にあるパーツを締める際には、長めのプラスドライバーが役に立ちます。たとえば、電源ユニットを取り付ける際にケースの奥深くにビスを締める必要がある場合、長いドライバーがなければ手が届かず、作業が進まなくなってしまいます。
そして、精密ドライバーは、特に小さな部品やコネクター類を扱う際に役立ちます。マザーボード上の小さなビスやSSDの取り付けなど、細かく繊細な作業には精密ドライバーがうってつけです。標準的なドライバーでは扱いにくい小さなビスや細かいパーツを確実に取り付けるために、精密ドライバーは欠かせません。

静電気防止手袋

静電気防止手袋も、自作PCの組み立ての際に役立ちます。静電気防止手袋の役割は主に3つあり、その一つが静電気の発生を防ぐことです。PCの内部パーツは非常にデリケートで、わずかな静電気でもパーツの破損や誤作動を引き起こす可能性があります。これを防ぐためにも、静電気を体から逃がす手袋が重要になります。
次に、滑り止めの役割も果たします。手袋の素材や表面加工により、細かいパーツやネジをしっかりとつかむことが可能となり、取り扱いの際に誤って手から滑り落ちるリスクを大幅に減少させます。特に狭いスペースでの作業や、小さな部品を扱う際に、その効果は絶大ですよ。
さらに、指紋防止の機能も兼ね備えています。素手で作業を行うと指紋や皮脂がPCパーツに付着し、見た目の悪さだけでなく接触不良や冷却性能の低下を引き起こすことがあります。静電気防止手袋を使用することで、こうしたリスクを最小限に抑え、清潔で安定した作業環境を維持できます。

あると便利な工具

自作PCは、まるでプラモデルのようにパーツを組み合わせていく作業です。組み立てをよりスムーズにするためには、ハサミを用意するのもおすすめですよ。パーツを梱包している箱を開封する際に必要になりますし、結束バンドの長さ調整にも役立ちます。ほかには、結束バンドは、PC内部の配線をまとめることでエアフローを改善し、見た目を美しくするためにも重宝します。
自作PCの作業中は、PCの側面や裏側を確認したいことも多々ありますよね。その際に、回転台があると便利です。PCを回転台に乗せておけば、側面や裏側の確認作業がラクになります。また、マザーボードへの取り付けなどで小さなネジを使う場面もたくさんあります。夢中になって作業をしていると、うっかりネジを落としてしまうことも。そんな時に頼りになるのがマグネット皿です。マグネット皿があれば、ネジや小さなパーツをしっかりと吸着してくれるので紛失を防げます。作業前にネジをマグネット皿に置いておけば、ネジを探し回る手間もなく、スムーズに作業を進められますよ。

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